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【日本ドラマ】 悪夢ちゃん
日テレ 土 夜9時~ 全11話 

第1話 「任夢」
第2話 「チー夢」
第3話 「クリー夢」
第4話 「邪夢」
第5話 「ホー夢」
第6話 「チャイ夢」
第7話 「ブー夢」
第8話 「マイ夢」
第9話 「皆夢」
第10話 「タイ夢」
第11話 「ドリー夢」

毎回のタイトルにもちゃんと意味があって、しかもよくもこんなに語尾が「ム」で終わる単語を見つけてきたなとビックリ(笑)
恩田陸の「夢違」という小説が原案らしいですが、未読なので分からないですが、どうやら原案の小説の舞台は近未来で悪夢ちゃんこと結衣子が大きくなっているとか。
これはその小説の過去であるという設定なんですね~。


私は香港映画に始まり、韓国ドラマ、台湾ドラマ、中国ドラマと色々とアジアエンタメを楽しんでますが、そのどこかの国に深く傾倒する事があまりなく、ぐるっと一周廻って日本ドラマに戻ってくると、今までに気付かなかった日本ドラマの魅力にビックリする事が多いです。

ま、日本ドラマを観る上での最大のメリットは、言葉の壁がないという事ですが(笑)
やはりどんな字幕でも吹き替えでも言葉という常に変化し続けるツールを一番綺麗に理解出来るのは母国語ですもんね~。まぁ私は基本的に外国語習得能力が果てしなく低いので、字幕などにもどかしい想いをするほどのジレンマすらないんですが(汗)、それでもやはり翻訳者の癖や言い回しでキャラが変わってしまったり、1秒に何文字までという制限での字幕では細かいキャラ設定とかまでは分からないよな~と思うことがあります。
あと、日本ドラマを観る上で当たり前だけどいいなぁと思うのが、どんなにネットの世界を徘徊しても、ネタバレが存在しないという事。
例え原作アリのモノだったとしても、全く同じようにならないケースも多いので、最後までドキドキリアルに楽しめるのはやはり日本ドラマの醍醐味かも。

ただ、それ故のデメリットとも言えるのかしれないけど、予備知識なしに視聴することになるので、うっかりすると自分好みのドラマを見逃しちゃう事が多いのが日本ドラマ視聴のネックかも。
日本ドラマって基本的に3か月ずつのクールで、一気に20作品以上がスタートするので、よほどの気合いがないと初回から全部を観ることは無理。
で、必然的にキャストやスタッフ、番宣などで観るドラマ・観ないドラマを事前に決めてしまう事が多いんですよね~。その時点で除外してしまうと、リアルで視聴するワクワク感はおあずけになってしまうのがちょっと残念。

さて、長くなりましたが、今回の土9時~の「悪夢ちゃん」。
何となく子供向けの匂いがするドラマだし、スルーしてしまった人も多いかもしれませんが、個人的にはかなりの名作だったと思います。
一番ドラマの質的に近いのは、昨年の同枠の「妖怪人間ベム」かなと思うんですが。
基本的にこの土9の日テレドラマって子供も大人も楽しめるドラマが多い気がしますが(例 ごくせん とか)、「野ブタ。をプロデュース」や「Q10」そして「ベム」のように大人でもいやむしろ大人だからこそメッセージ性の強い名作がたまに現れる気がします。この「悪夢ちゃん」もそのタイプの名作だったと思います。

以下、簡単に感想を・・・・



いや~、最終話の最後の最後まで楽しめました!
各話のエピソードの中でも、一応解決はしたもののあれからどうなったんだろう・・・と少し気になってた事件についてちゃんと結末を最終話で見せてくれた作りに大満足!!!

途中で、北川景子ちゃん演じる主人公と悪夢ちゃんの関係はある程度分かったものの、最終話に更に驚きの真実が分かったのも楽しめました~。
まさか、夢獣と夢王子の正体がそうだったとは! あぁ、だから夢王子=志岐だったのねぇ。
最後の最後に、GACKTのあまりに本人特定し易すぎる真っ白で綺麗すぎるあの歯並びまで見せなかったカメラワークに笑ってしまいました~。

最終話の前の回のラスト、水鉄砲のシーンでは泣けそうになったので、本当にそういう意味でもヨカッタ~。
志岐が真実を知っていたのかは謎だけど、知っていての行動だったのかも・・・と今から思うとそうとも思えるあたりがいいかも。


それにしても、本当にこの北川景子ちゃんはいい女優さんだなあとつくづく感じました。
以前はそのビジュアルが邪魔をして上手いかどうかよく分からなかったんですが、ここ最近の彼女のドラマは結構好きです。
今回の主人公も、表面上は少しずつ変化していくんだけど、ブレないまっすぐな本人なりの芯が感じられるようなキャラクターで、とっても魅力的でした~。
子供向けのドラマだと勝手に思い込まずに、観て本当にヨカッタなあと思うドラマでした。
Top▲ | by futonlove | 2012-12-26 12:27 | 日本ドラマ
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