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【中国ドラマ】 宮廷の泪・山河の恋 評価★★★★★5
【中国ドラマ】 宮廷の泪・山河の恋 評価★★★★★5_f0185577_10061179.png
【中国ドラマ】 原題: 山河恋之美人無泪
全36話 2012年
【出演】
袁珊珊 / 大玉児 役
韓棟 / ドルゴン 役
劉恫威 / ホンタイジ 役
張檬 / 海蘭珠 役
蘇小芬 / 哲哲 役


個人的な評価は、★5です。(最高が★7)

BSでの毎日の放送をほとんど溜めずに観ていました。
最終話もリアルタイムで観終わっていたんですが、なにかと忙しくて今頃まとめ感想記事を・・・(汗)
ゆえに簡単に。





登場人物の誰かに嵌ったり共感したりすることはほとんどありませんでしたが(笑)、エンタメ性たっぷりで気軽に楽しめました。
「美人心計」のシリーズということもあり、そういう視聴スタンスがすごく似ていたのかも。
ただ、「美人心計」の時は時代的に前漢ということもあったのか何となく衣装とかかすごくショボく感じたんですが(同時に「歩歩驚心」を観ていたから尚更かも)、今回の「山河の恋」では時代背景が後金~清朝ということもあり衣装や小物とかも綺麗でそういう点でもすごく満足でした。

ドラマ的には中盤までのドド→小玉児→ドルゴン→玉児→ホンタイジ→海蘭珠という永遠に続きそうなループ展開あたりまでは妙にまったり感じたんですが、途中で玉児の気持ちがすっと冷めてきて諦めつつ淡々としているあたりで妙にホンタイジが元々持っていた弟ドルゴンへのコンプレックスもありジタバタとしているあたりから笑えてきて(笑)、玉児の母・賽奇雅が都にやって来て一気に展開が早くなって来て面白くなってきた印象があります。
詳しく史実までは知らないんですが、ドルゴンの歴史的な功績とか、彼とホーゲの対立、そして福臨の擁立、一部(?)に伝わるドルゴンと玉児の関係説・・・とかそういう歴史的なストーリーを上手くドラマとして繋げて作られているんだろうなぁと感じました。
実際、海蘭珠や宛寧は寵愛された女性だったみたいですし・・・。

終盤の子供世代はまぁ蛇足と言えばそうなんですが、ただこのドラマのテーマはおそらく孝庄文皇后の一代記という感じなのでどうしても息子である福臨(順治帝)の即位と謎の退位、そして孫である幼い康煕帝の即位までは描かないといけなかったのだろうから仕方なかったのかなぁと思いました。
個人的にはこれで清朝草創期であるヌルハチ~ホンタイジ→順治帝→康煕帝の流れがかつて高校時代に世界史で覚えた時はカタカタ名と漢字名が入り混じってて何だか無機質に感じたんですが、一気に色づいて鮮やかな記憶となって覚えられた気がします。(←覚えたからと言って何かに役立つのかは謎ですが)

それにしてもふと思ったのが、清朝って征服王朝だったんだなぁ・・・と。
いや、何を今更・・って感じなんですが、同じ征服王朝でも元(モンゴル帝国)というと何だか本当に違う国のような印象があったんですが、勝手な思い込みというか印象的に清朝ってそこまでかけ離れたような印象がなかったんですよね(実際、元よりは清朝の方がかなり漢民族の良い部分とかを上手く取り入れていたのかもしれませんが)、このドラマを観ているとそういう歴史的な部分でもすごく面白かったです。
そして、そんな清朝を舞台とした歴史ドラマが現在の中国で数多く作られているというのも考えてみると面白いなぁと・・・。

ドラマも毎日面白かったし、なぜかエンディング曲がすごく好きでした(なんか微妙に懐かしいテイストで/笑)


Top▲ | by futonlove | 2014-06-09 11:00 | 宮廷の泪・山河の恋
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