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大祚榮 テジョヨン 第132話
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「唐よりも、高句麗よりも、大きくて雄大な帝国を作るがよい。テジョヨン、そなたならきっと出来るだろう。」

最期にイヘゴ、彼らしい言葉を遺しましたね~。
いつも彼が出てくるたびに、憎らしい~、ヒドイ~と思ってたけど、いざ死んでしまうとちょっと淋しい・・・。
不思議な気持ちです。



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それにしても、ジョヨン・・・(笑)
チョリンが横たわっているイヘゴに近づき、彼の横に座り込んでそっと彼の頬を触るシーンで目をそらしたのはまあ分かります。見てられないよね~。
でも、その後振り返ったときにチョリンが服毒する瞬間を普通に見てましたよね~。
その時、結構ジョヨンが普通のリアクションだったので、「おやっ」と思って見てたら、その後チョリンが苦しみだしてから慌てて駆け寄り、(しかもイヘゴの死体をちょっと飛び越えて・・・笑)、慌てて「一体、何を飲んだ?」って、分かってなかったのかいっ!!
あの状況でいきなり栄養ドリンク飲むわけないのに、ちょっと鈍いジョヨンに苦笑。
だって、飲む瞬間はボーッと見てたよね・・・?!

そして、息絶えたチョリンを抱きしめて号泣。
コルサビウやミモサ、他に多くの兵士がいる前で、ジョヨンったら号泣したくせに、コムが来た瞬間に突然我に返って、この場から去り、しかもコムにもすぐ去るように言うとは・・・(笑)

大祚榮 テジョヨン 第132話_f0185577_2248155.jpg私がこのドラマが結構好きな理由として、何というか公平な感じがするんです。
このドラマはタイトル通り、テジョヨンの偉業を描いたドラマなんだけど、そんなに主役のジョヨンを理想化してない気がします。意外と欠点も多いし、失敗もするし、何というか人間臭い感じです。
主役のジョヨンをそう描くことにより、周りのキャラや敵方のキャラにも魅力が与えられて、魅力的で共感できるキャラが数多く現れて、この大長編のドラマをより一層おもしろくしているのだと思います。


結局、ジョヨンは大業成就させて、旧高句麗の流れを汲む「渤海」を建国できたけど、その為には失ったものもすごく多い。父テジュンサンや、義弟フクスドルら部下達、そして初恋の人であったチョリンも失ってしまうんですね。今後、君主となったジョヨンがチョリンとの間の子であるコムを手元に置きたいと思うのは仕方ないけど、多分コムを諦めないといけないんだろうな~(;_;)

逆にイヘゴは国もコムも何もかも失ったけど、最後にチョリンだけは得ることができた訳ですよね。
それだけでも、ちょっとは救われたんじゃないかと・・・・。

そういう、主役が全て美味しいとこばかりとっているドラマじゃないのが、何というかイイ。

何かを諦めないと、夢は実現できないのだとジョヨンは分かっているんでしょうね~。
それにしても、コムが大粒の涙をポロポロこぼしながら、イヘゴとチョリンに背を向けて歩くのが切ないシーンだけど、コムの中にもそういう男らしさみたいなモノを感じてちょっとジーンとしてしまいました。
「若君、若君」と呼ぶ声に振り向かないコムは、本当に凛々しいわ。ジョヨンの若い頃より、契丹国の王子として育った過去の為か育ちの良さもプラスされている感じです。
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凱旋してきたジョヨンを迎える民衆。
異口同音にジョヨンに国王になって欲しいと頼む民衆の声。

それを見たミモサの目に涙が光った瞬間、私、大泣きです。
「お聞きください。昔から、民心は天心と言います。
民があれほど将軍を慕うのは、天もお望みだからです。天のお心に背きますな。
この地を治める王になってください。」
ここであのミモサが頭を下げるなんて・・・。

そして、ジョヨンが皆の意志に従うと宣言し、新たな国の根幹は高句麗である、高句麗のように我らの国も天下の中心にそびえ立つだろう・・・と言ったときのミモサの表情に泣けました。
コルサビウが嬉しそうにするのは当然なんですが、百済人であるミモサが何とも言えない満足そうな優しい表情を浮かべるのが泣ける~。

良かったね~、ミモサ。゚(゚´Д`゚)゚。
ここまでジョヨンに仕えてきて・・・。
私はこのドラマで、間違いなくコルサビウと同じくらいミモサが好きです。(今更書かなくてもバレバレですが・・・笑)

さらに、建国後に官位を辞退しているミモサがまたまた素敵~。053.gif
「官位に就けば格式に従わねばなりません。私は気兼ねすることなく、おそばに居たいのです。」だなんて・・・。
しかし、スギョンのフォローもしなくてはいけないし、国の基盤を作るために色々忙しそう~。

ラスト2話。
唐や突厥との関係はどうなるのか、いかにしてこの渤海がこれから唐と並び立つほどの大国となり繁栄していくのか、そしてコムはどうなるのか・・・。気になります。

ところで、ソリンギのところで何とも幼稚なケンカをしているイムンとホンペのシーンはカットされてないですよね~(笑)
イムン、どこまで笑えるキャラになっていくのか・・・それも楽しみです。
Top▲ | by futonlove | 2009-04-10 23:35 | 大祚榮
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