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韓国映画 キム・ギドク監督作品「サマリア」「うつせみ」「絶対の愛」
韓国に関しては映画よりドラマの方が見ることは多いんですが、たまに映画も見ます。

映画のメリットとしては、なんと言っても1作品を見るのに時間がかからないので、もしハズレでも悔しくないことが私的に一番。
だから、何も気にせずにサクッと視聴できるのが嬉しい^^。

ドラマだと短くても全16話くらいはあるので見る前に色々悩んだりもするんだけど、映画はせいぜい2時間弱なので(笑)そんなに見るかどうかを悩まずにどんどん見れるのがいいんですよね~。
しかも、映画ってたまに驚くほど豪華なキャスティングがあるし、やはりドラマより映画俳優さんの方が演技力的にも安心な感じもあるんですよね~。

最近も少しだけ映画を見たので、忘れないように記録がてらの記事を・・・。
どうも、私はドラマと違って映画に関しては色々考えるのが苦手なので、淡泊な一言感想しか思いつかないので記事に書くまでもないんですが、見たことさえ忘れたら困るので(^^;)

まずは、最近見たキム・ギドク監督作品を・・・





韓国映画 キム・ギドク監督作品「サマリア」「うつせみ」「絶対の愛」_f0185577_11562029.jpg「サマリア」 2004年

私、本当に韓国映画に関しては無知なので、キム・ギドク監督の名前は知ってても、映画を見たことはありませんでした。この「サマリア」がベルリン国際映画祭で賞を取った映画だと言うのは一応知ってたくらいかしら~。

多分、この映画って宗教的な知識がある方がより面白いんだろうなぁ~と思うんですが、私はその方面はサッパリなのですが、なかなか面白かったです。
ちょっとノスタルジックな雰囲気が好きな感じかも。

映画の作りとしても、サブタイトルで3つのパーツに分かれてて、ジェヨン・ヨジン・ヨジン父の物語になっているのが見やすくて面白かった~~~。

いや、実は罪や贖罪そして許しという深いテーマを描いているんだと思うんだけど、上手く説明出来ないです(笑)
それにしても、ヨジン役のカク・チミンちゃんって確かに「プラハの恋人」でグンソク君とラブラブになる高校生の子だよね~。途中まで気づかなくて、でも何だかものすごく知っている気がしてたのでネットで調べてスッキリ♪
ラストもなかなか好きな感じでした~(*^_^*)


韓国映画 キム・ギドク監督作品「サマリア」「うつせみ」「絶対の愛」_f0185577_18592132.jpg「うつせみ」 2004年

この作品はまさにキム・ギドクワールドなのかしら~(笑)
確か、これもヴェネチア国際映画祭で賞を取っているんですよね~。

ドラマでは明るいキャラが多いジェヒ君が、一度もしゃべらないというのがある意味新鮮でした~。
あり得るかあり得ないかというと、絶対にあり得ない世界観なんだけど、ストーリー的にはすごくシンプルですよね~。

原題が「빈집」で“空き家”という意味なんですよね~。
つまり「うつせみ」とは、ジェヒ君が転々とする“空き家”(いや、あれは正確にはただの留守宅な気が・・・/笑)であり、最後にヒロインが到達した世界観というか“抜け殻”みたいな意味もあるんだろうな~。

色々不思議な事が多い映画だけど、確かに面白かったです~。



韓国映画 キム・ギドク監督作品「サマリア」「うつせみ」「絶対の愛」_f0185577_19123780.jpg「絶対の愛」 2006年

これ、好きでした。
原題が「시간」なので“時間”なんですよね~。
どちらかというと、原題のままの方が良かった気がするんですが。
関係ないけど、どうして映画の邦題って「えっ、何だか台無しじゃん」と思うようなダイレクトなタイトルになることがあるんでしょうかねぇ。
私が韓国映画でかなり昔に見たんだけど、ソン・イェジンちゃん主演の「クラシック」が邦題で「ラブストーリー」になった時、何だかガッカリした記憶があります~。
何で、邦題って「愛」だの「恋」だのそれ系の単語を入れたがるんだろう~~~。

話を戻すと、この映画は最初に妙にリアルな美容整形の手術シーンが出てくるんだけど、整形に対する警鐘とかも少しはメッセージにあるのかな~と思ったんですが、どうなんでしょう~。

ストーリーはすごく面白いですよね~。
長年付き合った彼の心が離れていくことを恐れて少しずつ常軌を逸していく女と、そんな彼女を少し持て余し気味の男がいて、彼女はある時突然姿を消してしまい、整形をして別人になりすまし彼に接近する。
別人として彼と付き合いながらも、以前の自分に対する愛情が残っているのか確かめようとする。
そして、彼が本当に自分を忘れずにいてくれたと知った彼女は元の顔に戻りたいと思うが・・・。

あのお面のシーン・・・いや~すごかった(笑)
っていうか、いつも2人が通ってたあの喫茶店はなかなか素敵だけど、この主人公達は大騒ぎばかりするし、こんなお面まで(笑)・・・ものすごい営業妨害ですよね(^^;)

この映画、私は結構好きでした♪



今回見たキム・ギドク監督の作品は、わりと最近のモノなので初期のアクの強い感じよりは見やすいと聞いてましたが、確かに3作品とも受け入れやすい映画でした。
映像がすごく綺麗だし、儚さ・脆さ・美しさ・孤独感・そして狂気と紙一重の危うさが見事に表現されてて、上手く説明しにくい映画が多いんだけど、私はわりと好きなテイストが多かったです~。

たまには、ホラー意外の映画も面白いですね~(^^)/
Top▲ | by futonlove | 2010-07-07 09:39 | 韓国映画
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