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僕の彼女は九尾狐 評価★★★★4
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全16話 SBS 2010年 
【出演】 イ・スンギ シン・ミナ ノ・ミヌ パク・スジン ソン・ドンイル ユン・ユソン
 
個人的な評価は、★4つです。(最高が★7)。

私はそんなに韓国ドラマに詳しいわけではないので、ドラマを脚本家で選ぶと言うことはほとんどないんですが唯一の例外がこのドラマの脚本家であるホン姉妹かも。
というのも、このブログを始めたきっかけがホン姉妹の「快刀ホンギル」について語りたいという想いが一杯だった(と言いながらいざブログを始めたら何も語ってませんが/笑)ことがあり、たまたまホン姉妹のドラマはほとんど見ているしわりと好きな感じのドラマが多いんです。
私が知っているホン姉妹のドラマは年代順に
「快傑春香」
「マイガール」
「ファンタスティック・カップル」
「快刀ホン・ギルトン」
「美男〈イケメン〉ですね」
「僕の彼女は九尾狐」

だと思うんですが、今回の「クミホ」を視聴しながら、妙にホン姉妹のドラマについてイロイロ考えてしまいました。

これはあくまで私の感覚なんですが、まず「ファンタスティック・カップル」は有名な洋画「潮風のいたずら」のリメイクなのでかなりホン姉妹の作品の中では異色な気がします。
あと、「快刀ホンギル」はフュージョン史劇なのでまたまたちょっと毛色が違う気がするんです。
さらに、「イケメン~」もこれは私的に歴代1位のドラマなのでそう感じるだけかもしれないけど、他の作品と比べて違う気がするんです。

で、何となくこの「クミホ」はホン姉妹の初期の頃の「快潔~」「マイガール」を彷彿とさせるような路線に感じました。
いや、「クミホ」は完全にファンタジーだし、あとの2作とは全然違うんですが、何となく従来のホン姉妹の王道パターンに久しぶりに戻ってきた感じがするんです。
私は元ゲーマーなんですが(笑)、特にFFシリーズが大好きでして、そのFFシリーズでも新作が出る度にいろいろな進化をしていくし新ジャンルも技術もどんどん開拓されていくんですが、たまにかつての作風を彷彿とするような新作が出ることがあるんです。もちろん色んな技術などはバージョンアップしたままで。
何となく今回のホン姉妹の「クミホ」はそんな感じがするドラマでした、あくまで私的には(笑)

ま、そんな超分かりにくい表現はさておいて、簡単にこのドラマの感想を・・・



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このドラマ、とにかく主役の2人がすごく可愛かったです。
前回の記事にも書いたんですが、本当にシン・ミナちゃん演じるミホは可愛くてキュートなヒロインでした。
そして、前回の記事では妙に辛口に書いちゃったスンギ君演じるテウンも、ちょうど7話くらいからいい感じになってきて、終盤はかなり素敵なキャラになってました。

とにかくこのテウンとミホがお互いに相手を救うために自分の命を差し出しても構わないというくらい愛し合っているのがいい感じでした~^^。

しかし、そんなに好感が持てる二人なのに不思議なくらいにテウンに堕ちることはなくて、それが★4の最大の理由です(笑)
個人的には今回のスンギ君は、「華麗なる遺産」のファンよりはかなり好感が持てるキャラだったんですが、どうしても異性としてそういう対象に見れない雰囲気があるんですよね~。
「国民の弟」と呼ばれるからなのとは関係ないと思うけど、何となく弟っぽいキャラに感じてしまって・・・。
でも、今回のスンギ君が演じたテウンは本当にキャラとしては男らしいし、素敵だったと思います。
だから、おそらくもともとスンギ君の事を好きな方がこのドラマをご覧になったらもっともっと盛り上がって楽しめるドラマだと思います~。私でさえ、かなり好感を持ったので^^。



しかし、このドラマにイマイチ私が嵌れなかった最大の理由は、2番手ナムジャ&ヨジャのキャラ設定な気がします。
とにかく、共感できない2人で、何というか主役たちへの絡み方がウザくてウザくて・・・。
私的には、ノ・ミヌ君もパク・スジンさんも俳優としては好きでも嫌いでもないんですが、この「クミホ」でのキャラは苦手でした~。
最近のラブコメって、この2番手キャラもかなり好感が持てる人が多いから、余計にこういうウザい2番手が出てくると耐性が落ちているのか、テンションが下がってしまいました~。

何となく2番手キャラって、報われないから切ないものだと思うんです。
でも、今回のドンジュは何だか1000年前の自分の過去にとらわれて同じ失敗をしたくない~みたいな気持ちの押しつけで共感できないし、ヘインにして自分のキープ君だったテウンがいきなりミホという彼女を作って自分の事をないがしろにした気がして許せない~みたいなジェラシーから動き始めた気がしてやはり同情も共感も出来ないんですよね~。
というか、この2人のキャラはそんなに必要なのか????とたまに感じるくらいでした。
本来2番手キャラというのは、ストーリーを盛り上げるための必要不可欠なスパイスみたいな存在なのに、今回はこのスパイスが素材の味を台無しにしてた感じがしました~。

なにげに三神ハルモニの方が重要度高いキャラな気がするくらい(笑)

それ以外の脇役は、とっても可愛くって、あの中年カップルのソン・ドンイルssi&ユン・ユソンさんは本当に可愛かったです~。私はこの手のサブストーリーはこの手のミニシリーズでは邪魔だと思うことが多いんですが、今回は個人的に大好きな香港映画のパロディが満載だったので、妙にこの2人のシーンは楽しみでした。
というか、監督っっっ、あんなところに無造作に發仔直筆のサイン入りDVDやCDを置いててはいけませんから(笑) 大切な宝物の周潤發アイテムが被害に遭う度に人格が豹変しちゃう監督がツボでした。
あと、テウンの親友ビョンスと監督の娘ソンニョのコンビも可愛かったです~。

不思議な事に、今回「クミホ」を見て、何で私があんなに「イケメンですね」に嵌れたのか・・・というのが少し分かった気がするんですが、それを書き始めると一体何のドラマの記事なのか分からなくなりそうなので、それはまた別の機会に書くことにします~♪ (←自分で忘れないようにするために/笑)





そうそう、これはラストのネタバレですが、
あのラストシーン、あの尻尾はオモチャで、ミホのイタズラですよね^^。
韓国ドラマって、特に史劇では【日食】というのがものすごい重要な意味を持つ出来事で、「善徳女王」をご覧になった方は分かると思うんですが、日食を予言出来れば天を味方に付け国の権力を全て握ることが出来るくらいのビックイベントなんですよね。「朱蒙」も「大王世宗」も日食で大騒ぎだったしvv。
その【日食】を言い訳にして、三神ハルモニはヤンチャで可愛いミホとの約束を渋々ツンデレで守ってくれ、本当に愛してくれる人がずっと50年も待つ覚悟なので彼女を願い通り人間にしてくれたんだと思ってます~。
何の力もないただの人間になっちゃったミホだけど、これからも狐のようにたまにテウンを騙したりして、仲良く暮らすのが予想できるラストで本当に良かったです~。


追記
2011.5.4 ★評価を5から4に下げてますvv
Top▲ | by futonlove | 2010-12-09 16:56 | 僕の彼女は九尾狐
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